ロックマンエグゼ小説
ビスケット・EXEさん作
第2話 闇にうごめく者・・・
早くも始まった戦い。初戦の相手はあのヒノケンであった・・・・・。
闇にうごめく者・・・・・。
「いくぜ!バトル オペレーション!セット!」
「イン!」
二人同時に言葉は発し試合は始まった。熱斗の手元にあるチップはソード系とキャノン系、ガード系がある。まずはキャノン系である「メガキャノン」を取った。とたん、ロックマンの腕が変化し赤色のキャノンと化した。そして銃口をヒートマンへと向ける。
「行くぜ!ロック!目標、ヒートマン!」
「へっ、そう簡単にうまく行くかよ!ヒートマン、「ヒートバナー」だ!」
ヒノケンは待っていたとばかりにヒートマンに命令をする。さすがにロックマンもキャノンとバナーじゃ分が悪いと思いキャノン攻撃を止め、回避に移る。しかし、バナーはロックマンの後を追って来る。もう当たると思った瞬間、熱斗は叫んだ。
「ロック、「カースシールド」だぁ〜!」
今度はキャノンの腕が顔のついたシールドに変化した。ロックマンはメガキャノンとカースシールドをセットアップしていたのである。シールドは炎を跳ね返し、ヒートマンめがけて突進する。あまりに突然の出来事だったためにヒートマンは回避することが出来ずに攻撃をくらっていまった。
−ヒートマン HP570/700
しかし、ヒノケンはこの戦術を逆手に取る方法を思いついた。それはシールドで炎を返してしまったためにヒートマンエリアには炎が舞い視界が悪かった。ここぞとばかりにヒートマンは攻撃をする。それがロックマンに炸裂する。
−ロックマン HP660/800
「ロック!大丈夫か!?」
「うん・・・・・・・・ちょっと痛いけれどね・・・・・・・。」
熱斗はロックマンに以上がないかを心配する。大丈夫だとわかるとすぐにオペレーションに戻った。
「よし、ロック!チップ送るぞ!」
「うん、わかった」
熱斗はロックマンにすばやくチップを転送した。そのおかげで隙を付く攻撃を何度も回避できた。するする攻撃を避けてはボムなどでダメージを与えているロックマンについにヒートマンが切れた・・・・・。
「オラァァァァ!!チョコマカシテンジャネーベ!!」
ヒートマンは怒りに身を任せヒートバナーを連発。そのせいで自分のエリアもロックマンのエリアもほとんど炎の海になってしまった・・・・・・。
「あーあ、やっちゃった・・・・・。」
ロックマンは呆れながら言う。そして行動に移す。今度はロックマンが炎に隠れてヒートマンに姿が見えないようにした。ヒートマンがあたふたしているところを狙ってロックバスターを連発した。無数のロックバスターはヒートマンの急所に当たりそのままヒートマンはダウン、この勝負はロックマンの勝ちとなった・・・・・。
「やったね、熱斗君!」
「おう!よくやったな、ロック」
二人が勝負を分かち合っているうちにヒノケンは呟く。「ちっ、少しくらい手加減してくれてもいいじゃねえか!」と・・・・・。
「ふっ・・・・・・・・・・・・光 熱斗・・・・・・・・この程度か・・・・。」
「えっ!」
「どうしたの?熱斗君」
急に後ろを向いたのでロックマンは疑問を抱いた。
「えっ・・・・・いや、だれか俺の名前呼ばなかったか?」
「僕が呼んだよ・・・・・・・・。」
呆れながらもそう答える。またいつものことだろうと思いながら。しかし・・・・。
「いやっ、お前じゃない誰かが・・・・・・・」
予想外の反応にロックマンは驚く。しかしそれ以上に謎の震えが起こったことに驚いていた・・・・・・・。