ロックマンエグゼプログラム

スウォーディンさん作

第11話 〜サイトスタイルの特徴〜

 

現実世界では、熱斗がぴくりとも動かず、何もしゃべらないのでどよめいていた。
炎山「光・・・・・。」
電脳世界のロックも同じ状態だった。
ケロ「なんと、熱斗選手、まったく動きません。このまままけてしまうのかーーーー?」
そのころ熱斗は、今までに無い経験をしていた。目の前にブル−スがたっている。ロックはいない。手を見てみたら、なんと蒼色だった。
熱斗「これは・・・・ロックからの視野?」
ロック「熱斗君・・・・。」
どこからかロックの声がしたが、姿が見えない。
ロック「今、僕の体の中にいるよ。」
熱斗「え?」
ロック「どうやら今の状態は、ロックマンという1つの体に、熱斗君と僕がはいった状態になっているらしい。」
熱斗「つまり・・・一身同体みたいな?」
ロック「うん。」
熱斗は元の体にもどれるかどうか心配になった。
炎山「ふざけたやつだ。ブルースやってしまえ!」
ブルース「はっ!パラディンソード!」
ブルースがかけつけてくる。にげねば・・・。
熱斗「ぐ・・・」
熱斗は左に動こうとしたが体は動かない。
ロック「熱斗君、僕も手伝うよ。」
熱斗とロックが同時に動こうとした時、体は大幅に動いた。
ブルース「なにッ」
剣をからぶってすきだらけのブルース。
ロック&熱「チャージショット!」
バン!青、赤、黄、緑の色が混ざったショットがはなたれた。
炎山(属性を調べなくては、)「ウッドオーラ!」
ブルースがオーラをはった瞬間、チャージショットは赤色にかわった。バリーん!オーラは見事に粉砕された。
炎山「火属性の攻撃か・・・。ブルース、Aだ!」
ブルース「アクアブレード!」
ロック&熱「チャージショット!」
ロックたちは、近距離でのショットをはなった。その素早いこと。
ショットは黄色になり、剣にあたった。剣は、バリバリいって電流をはこんだのがみえた。
ブルース「ぐわぁぁぁ。」
炎山「速攻でE。」
ブルース「くっ、エアースラッシュ!!!」
ゲームのソニックブームがとんできた。
ざばざばざば!!!
ロック&熱斗「ぐううぅぅ!」
さっきのダメージもあって、勝つのがつらくなってきた。
炎山「とどめ!F!」
ブルース「はっ!」
ひざまついているロックたちに、ブルースが切り込んできた。
ロック&熱「ぐうりゃぁぁぁー」
最後ともいえる力をふりしぼり、魂身のケリ!
スッ。切り込んできたブルースは幻となり、きえた。
ずばっ!背中を強烈な痛みがおそった。
ブルース「背中は好きだらけだな。」
炎山「フェイントソードだ。ミガワリと同じようなものだ。」
ロックたちはたおれこみ、炎山はたちさろうとしていた。
が、炎山はおそろしいモノを見た気がした。
ロックの体の傷がどんどん癒えていく。そして、ロックたちがたちあがる。
熱斗「へへ、サイトスタイルとやらの長所、わかったぜ!それは、ずば抜けた回復力だ!」
ロックたちは、再びたちあがった。

 

第12話 〜サイトスタイル〜

熱斗(サイトスタイル、だいぶわかってきたぜ。行動はオペレーターとナビの気持ちが一緒にならないとむり、チャージショットは相手の属性によって属性がかわり、特徴はその異常な回復力。)
炎山(属性がかわるショット。やっかいだな・・・。そしてあの回復力。)
炎山「・・・・まぁいいだろう。ブルース、ムラマサの能力をもつG!最大級ギガソード!!!」
ブルース HP1
熱斗「ムラマサ!」
がほしい!とおもった熱斗(熱斗は今電脳世界にいるので。)。
しかし、右腕には妖刀 ムラマサがあった。
熱斗「・・・え?」
ロック「熱斗くん、もしかしたらサイトスタイルはほしいとおもったチップを呼び寄せられるんじゃない?」
熱斗「なるほど!」
ブルース「なにをぶつぶつと!」
しゃああああ!
熱&ロック「くっ・・・。」
かき!G「ギガソード」と妖刀「ムラマサ」がぶつかりあった。
炎山「こんなこともあろうかと、リカバリーで全回復しといた。つまり攻撃力は999と999の五分五分!」
同じエネルギーが衝突しあったので二つの剣は消えてしまった。
熱&ロック「全回復!」
まさに全回復した。
炎山「ブルース、ドリームソード3 2連続だ。」
炎山がアクアブレードを入れていた時ふと思った。
炎山(今まで暴走したナビは3体。ゲートマン、ロール、ガッツマンか・・・。この三体がなにかしたのか?たしか名人とデカオは暴走する前に何かチップをいれたらしいが・・・。チップなら何枚もいれている。複数のチップをつかって何か特別はことをやったんだな。)
炎山は3枚目のを入れようとした時、その手がとまった。
炎山(プログラムアドバンス!!!ゲートマジック、ビックハート、ガッツショートか!)
炎山は瞬発的にペットをほおリ投げた。その時、エレキブレードがはいっていたのだ。
ズガァーーーーン!!!
炎山「くっ、」
炎山は無事だった。
スッ。 熱斗の体がロックからはなれた。とまっていた時がうごきだしたみたく、熱斗はもとの体に戻り、はっとした。
熱斗「爆発のショックで戻ったのか?」
炎山「光!ブルースが暴走をはじめるぞ!プラグアウトしろ!」
熱斗「え・・・。あ、あぁ。」
熱斗はコードをぬいた。しばらくポケーとなっていた。

そのあと、ブルースは保護?され、炎山と熱斗はパパのところにむかった。

−パパ研究室
光パパ「と、いうことは、暴走の原因の1つはプログラムアドバンスっと。いうことだね。」
炎山「はい、まちがいないとおもいます。」
光パパ「ふん。んで、熱斗の現象ね。」
熱斗「うん!」
光パパ「サイト、という言葉に聞き覚えはあるが、脅威の回復力と未知のチャージショット、白か・・・。」
熱斗「サイトに聞き覚えあるの!」
光パパ「ロックの元の名前だ。光彩斗。おまえの兄さんだよ。
・・・そして、私はプログラムとオペレーターがフル・シンクロしすぎて、ナビの細胞がオペレーターの意識を吸い寄せ、1時的なプログラムにしてしまい、異常なほどのパワーを発揮する現象を、サイトスタイルと名付け、細胞をSAITOとロックにプログラムし、インターネットの常識の1つにした。」
熱斗「それが今、おきたと・・・。」
光パパ「あぁ。しかしサイトとかは・・もともとあったんだ。」
熱斗「へ・・・・。」
光パパ「おれがな、エジプトへいった時、ピラミッドを見学さしてもらったんだ。その時、たまたま拾った人工的な道具をひろった。それがこれだ。」
パパはさび付いたペットをさしだした。
熱&炎「!!!」
光パパ「明らかに・・ペットだが、・・これは大昔のものだ。おれはこのペットを題材にし、インターネット、ナビ、ペットをつくった。そのなかにはSAITOもあった。しかし、それでワイリーは・・・。」

−選手控え室
「プログラムアドバンスだけは絶対につかうなよ、熱斗」
とパパに言われた熱斗。
ケロ「さぁ、この大会最後の戦い、決勝戦!影丸選手VS光選手!見物です。サンクチュアリとカップをゲットするのはだれか?」
影丸「さすがというかやはりというか・・・・・。ま、いいだろう。」
影丸は、マントを脱いだ。そして、モザイクプログラムをとりのぞいた。
ダーク・ミヤビ「ダーク・ミヤビだ。裏インターネットでまけ、マザーコンピューターの中でも君に負けた。」
そういってペットをさしだした。
熱斗「へ!」
ペットの中にはシャドーマンがいた。
これから、決勝戦が始まる。

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